当社では、量産を見据えた試作を最も得意としています。初期の設計・開発段階から量産性を追求した試作支援を行っています。
具体的には、これまでの自動車部品での量産で培われた量産技術を基に、量産時の加工工程、安定品質、ライン設計など様々な観点での課題、問題を事前に考慮し試作を行っています。 これらの量産を見据えた試作を行うことで、設計・開発から試作、試作から量産試作、量産試作から量産へのリードタイムをより短縮し、さらに安定供給できるよう日々取り組んでいます。
複雑な形状の量産品もあります。これらの削り出し試作の為に旋盤機能付き同時5軸加工機も活用しています。
また加工機だけでなく、加工プログラムを成立させるCAM設備、加工に連動できる三次元測定機等により、試作の効果・効率を確立しています。
お客様より薄肉形状で熱処理が必要な部品の試作・量産に高い評価をいただいております。加工段階から熱処理による変形、膨張、収縮を考慮した独自加工を事前に行うことで、熱処理後の寸法精度を許容範囲に抑える事が可能です。
これらの加工技術は、試作段階だけでなく量産時の加工ラインにも組み込む事で製品のバラ付き、不良を最小限に抑える事が可能です。他社では困難とされる、薄肉形状かつ熱処理が必要な製品を当社では、最も得意としています。